秋華賞の予想、リバティアイランド1.1倍だけど

リバティアイランドは太いと思いますが、本命です。
何故ならJRAの研究によると、この時期の牝馬は馬体重が増えやすく

秋華賞勝った馬や三冠を取った牝馬を調べてみると、春から大きく馬体重を増えていました。

具体的には過去10年の秋華賞の勝ち馬は、10頭中5頭が春より2桁馬体重が増えております。

3冠牝馬にいたっては最小の体重増がメジロラモーヌの+8で、他の3冠牝馬は全て春から2桁馬体重が増えていました

リバティーアイランドの調教後馬体重は490kgですが、当日480kg(+14)だったら全く問題ないと考えます。

それとリバティーアイランドの不安点はコーナリング性能でしょう。
小回りコースは初めてとなります。
例えば昨年の場合、同じように小回り経験の無かったナミュールが最終コーナーで大きく膨れていました。
リバティアイランドも同じようになるかもしれません。

でもオークスの6馬身差はひっくり返らないと思いますので、仕方なく本命です。

他の人気馬解説

能力的にはリバティーアイランド以外は混戦で2桁人気の馬でも3着以内なら十分チャンスがあるはずです。だから2番人気から5番人気あたりの馬をいかに消せるかが勝負の鍵となります。

まずはハーパーの解説です。
桜花賞もオークスもルメール騎手が上手く乗ってこの着差ですから、現実的にリバティアイランドを逆転することはないでしょう。
問題は2着に入れるかどうかです。
本当は消したいところですが、調教後馬体重が大きく増えているのが気になります
先ほども述べた通り、牝馬はこの時期に大きく馬体重を増やすことが多いです。
血統を見るとお父さんがハーツクライですから、成長している可能性も十分あるでしょう。
内側を上手く立ち回れば普通に2着3着はありそうです。

続きましてマスクドリーヴァとなります。
ローズステークスの勝ち方は強かったです。
レコードがけの反動が心配されますが、調教を見る限り問題ないと思います。
ただしこの馬はコーナリング性能が悪いです。
忘れな草賞の敗因もコーナーで置かれたからだと考えます。

ローズステークスは秋華賞までの間隔は短く、本番とコース形状が異なるので、秋華賞で勝ち負けを狙う馬は近年使わなくなりました。紫苑ステークスの方がレベルが高いです。
そのためこの人気なら消し評価とさせて頂きました。

続きましてモリアーナですが、消し評価です。紫苑ステークスは後ろポツンがハマっただけで、再現性がありません。どうせ今回も最後尾からインを突いて一発狙って来るでしょうけど、内が開く可能性が低いシチュエーションとなります。

と言いますのもドゥーラがコーナーから動いてくる可能性が高いからです。
札幌はコーナー角度が緩いので、外から捲る競馬がしやすいのですが、それでも今回のメンバーの中では強力な武器となります。
後ろからドゥーラが捲くって来ると、リバティアイランドも動かざるを得ません。

早めに逃げ先行馬を捉えてしまうと内を走る差し・追い込み馬は為す術もなく前が壁となります。直近のG1だと宝塚記念が近いでしょうか、ジェラルディーナが引っかかって早めに動いたので、インを突いた馬は軒並み渋滞に巻き込まれました。
そんな感じで、前回みたいなハマり方をする可能性は低いという見解です。

そしてドゥーラの解説ですが、オークスは非常に強い競馬でした。
ペース配分としては、中段に構えたリバティアイランドやハーパーでも遅めで、それより後ろを走る馬は1000メーター62秒~63秒とあまりに遅かったです。
同じような位置取りを走っていた馬と比較して段違いの末脚を出していました
桜花賞までの敗因は出遅れや不利もありましたが、おそらく先週のシュネルマイスターの解説と一緒で「この馬はマイラーじゃなく中距離馬」だと考えます。
今回はクイーンステークスよりも距離延長なのはプラスなので、対抗評価です。

おすすめの穴馬

今回はリバティアイランドとドゥーラで固いはずなので、穴馬の出番は少ないと考えます。
本当はドゥアイズやヒップホップソウルを推奨穴馬として取り上げようと思ったのですが、
調教に気になる部分があったので押さえまで下げました。

あと能力的に足りるのはコンクシェルくらいですが、使い詰めなのでどうでしょうか。

以上、秋華賞の予想でした。

youtubeでは予想を先行公開しております。

そして次回の更新は実験的に日曜16時15分から秋華賞の振り返りをyoutubeliveで配信する予定です。

それと2年前に発売した電子書籍ですが
「美浦の坂路の改修の影響について」というタイトルで補講が加わっております。
既にご購入頂いている方は補講ページから見れますので御覧下さい。

競馬を学び直す、ネット時代の新しい教科書