JRA薬物疑惑で大量除外事件に一言

今週末の話題と言えば、何と言っても152頭もの出走除外馬が出た事です。

 

出馬表などは除外馬が含まっていたので、予想をする側も大混乱だったと思います。

 

ニュース報道では「日本農産工業」という会社の名前があがっていましたが、

この問題でJRAは記者団の取材に応じ、横浜市に本社のある飼料メーカー「日本農産工業」が必要な薬物検査の結果が出る前にえさに混ぜるサプリメントを出荷したことが原因だと明らかにしました。
JRAによりますと、サプリメントは製造するごとに競走馬理化学研究所の検査を受け、禁止薬物が検出されなかったことを確認してから出荷することになっていますが、このメーカーは検査結果が出る前の去年12月から出荷していたということです。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190615/0011146.html

販売していたのはやはりJRAファシリティーズだったそうです。

 日曜阪神5Rメイショウボサツ、9Rデザートストームなどの管理馬が競走除外となった西浦調教師は「開業当時から使っている(カルシウム摂取のための)サプリメントで、今までも競走後の検査などでも一度も引っかかっていないので、禁止薬物が含まれているとは夢にも思わなかった。JRAファシリティーズの販売ということで安心して使っていた。今後は何を信用すればいいのか…。昨夜の午後11時ごろにJRAから連絡があったが、遅い時刻だったのでオーナーにも連絡できていない。どう説明すればいいのか…。楽しみにしていた馬たちなので、非常に残念です」と突然の事態に動揺を隠しきれない様子だった。

西浦調教師がサプリを購入したというJRAファシリティーズはJRAの関連会社で、施設保守や競走馬の飼料提供などを行っている。当然、JRA公認で販売されていたサプリメントが今回の取り消しの原因だっただけに関係者からは怒りの声が出ている。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190615-00000015-tospoweb-horse



JRAさん

責任を擦り付けようとしていませんか?

JRAファシリティーズという会社は、競走馬が摂取するサプリメントを実質的にJRA側が管理するために、存在すると考えられます。

それ自体は公正競馬を目的にしているのなら、問題ありません。

でも、今回の事件で「全く関係ない」というのはありえないでしょう。

ロット単位でサンプルチェックしているモノであれば、納品される商品にもロット番号が明記されているはずです。

商品の性質上、検査結果まできちんとチェックして販売するのが、販売会社の責任となります。

そうじゃなければJRAファシリティーズの存在意義が全くありません。

また、当事者であるJRAファシリティーズのHPには未だ何も告知が出てないのも問題でしょう。

 

今回の件における競馬界へのダメージは軽微なモノかもしれませんが、
「JRAの意識やモラルは大丈夫なの?」
と感じました。

 

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