安田記念の予想【本命:ダノンプレミアム】

逃げるのはアエロリットかロジクライだと思います。

アエロリットはヴィクトリアマイルで大逃げ(1000M通過56.1)をしましたが、戸崎騎手に乗り替わるので無理に逃げないはずです。

昨年の安田記念も戸崎騎手はこの馬で逃げずに結果を残していますし、典さんの前ポツンを真似するとは思えません。

ゲートから手綱を押さずに出て行く可能性もありますので、そうなると昨年より遅くなるでしょう。

ロジクライは大外枠を引いたので控える選択肢は無く、アーモンドやダノンの前をカットしてブレーキをかけさせたいので、素早く前に行き、内へ切れ込んで来るはずです。

ハナに立てば当然ペースを落として来るでしょう。

他にもグァンチャーレが前走逃げているものの、逃げ馬が1頭も居なかったからハナに立っただけであり、ゲートからのダッシュが速い馬ではありません。

このメンバーに入るとおそらく3~4番手になると思います。

上記3頭どれが逃げてもスローになりそうなので、例年よりかは緩んで決め脚勝負になると見ました。

馬場は例年通りです。

内外差はそこまで考えなくてもいいと思います。



本命:ダノンプレミアム

前が詰まったダービー以外は圧勝です。

まだ底を見せていません

前走のマイラーズカップは「仕上がりが悪い」と見て対抗評価にしましたが、難なく勝ちきりました。

 

一方今回はビッシリ調教出来ています。

最近では一番状態がいいのではないでしょうか。

東京の高速馬場適正も前走の内容からすれば問題ないでしょう。

 

外枠についても、おそらく大丈夫です。

半周のコースで、最初のコーナーまで長いですし、馬場も内が若干荒れるので、外枠の馬でも馬券になっています。

ただ、ダノンプレミアムについては前に馬を置けないと引っ掛かる可能性があり、若干心配です。

いちおう新馬戦で、前に馬を置かなくても折り合って、馬場のいい所をトレースする競馬も経験済みなので大丈夫だと思いますが、川田騎手が変に意識しない事を祈ります。

アーモンドアイとの勝負はやってみないと解りませんが、互角以上だと見て、オッズを考えてこちらを本命としました。

対抗:アーモンドアイ

桜花賞の走りを見て「マイルは短い、距離延長の方が良さそう」と解説した手前、ここは軽視したいのですが、対抗評価にした形です。

前走のドバイターフは海外なので、勝っただけでも合格点だと思います。

スタートを決め、道中は行きたがる素振りもあり、距離短縮に向けての練習を外厩でしてきた?!ように見えました。

本来なら、古馬マイルのペース対応を疑問視すべきなのですが、昨年のスワーヴリチャード(マイル初挑戦)も中団には付けられましたし、ノームコア(ヴィクトリアマイル)ですら、出遅れたのに良い位置を取れたわけです。

アーモンドアイもそれなりのポジションが取れると判断しました。

海外帰りの状態についてはブラックボックスなのでよく解りません。

調教時計だけ見れば、昨年秋よりもいいタイムを出せているので、おそらく大丈夫ではないでしょうか。

不安点は「スローの上がり比べを経験してない事」です。

明日は中団でも32秒台の脚が求められるかもしれません。

ダノンプレミアムの後ろから行ってダノンより速い末脚は出せるのでしょうか。

といった重箱の隅をつつくような不安点しか無いので、素直にダノンプレミアムの相手筆頭としておきます。

3番手:インディチャンプ

前走マイラーズカップの敗因がよく解りません。

福永騎手曰く「1週前の調教が軽すぎて太め残りだった(レース当日前走比+10KG)」だそうです。

それなら何故最終追い切りを強くしなかったのでしょうか?

最初からレースを捨てていたのか、調教を強く出来ない理由が他にあったのだと思います。

今回は1週前追い切りも最終追い切りもビッシリやりました。

ところが、調教後馬体重は前走よりも更に14KG増えています

4歳春なので馬体が成長している可能性も十分ありますが、パドックで僕みたいなデップリとしたお腹になってないか注意が必要です(元々コロンとした体型ですけど)。

本来ならアーモンドアイやダノンプレミアムに肉薄出来るレベルの馬だと思ってますが、今回は状態面の不安からそこまで高く評価しませんでした。

4番手:グァンチャーレ

前走のマイラーズカップは位置取りに恵まれた形ですが、32.5は出せています。

また、東京競馬場でのキャピタルSの内容も評価しました。

前半折り合いを欠き、最後の直線でヨレながらも32.9の末脚を出してタワーオブロンドンを撃破しています(斤量面でのアドバンテージはあったものの)。

ダービーの件を考えると「前残りの馬券を押さえたい」と誰もが思っているはずですが、個人的に前残り枠はこの馬だと見ました。

状態については前走がピークだと思いますが、今回の調教も悪くないです。

晩成の血統なので、この春がピークであってもおかしくはありません。

人気も無いですし、いちおう押さえておきます。

押さえ:ステルヴィオ

大阪杯の敗因は距離だと思います。

距離短縮の今回は買いました。

ただ大阪杯における丸山騎手の乗り方もそこまで酷くありません。

完敗から大きく巻き返す事は出来るでしょうか。

状態がいいからレーン騎手を乗せているのだとは思いますが、押さえ評価までです。

押さえ:ペルシアンナイト

前走はコーナーで大きく膨れたのが敗因です。

ここ2走は折り合いを欠いていたので、距離短縮はプラスでしょう。

ちなみに昨年の安田記念では前が壁で大きく脚を余しています。

東京競馬場だと全く結果が残ってないものの、敗因がはっきりしているレースばかりです。

苦手というわけでは無いと思います。

調教も悪くありませんでした。

今回は人気が落ちて絶好の狙い目のはずですが、スローの上がり比べだとキレ負けする可能性もあるため押さえ評価までです。

押さえ:ケイアイノーテック

マイラーズカップは物理的に届かない位置を走っていました。

根岸Sはノーカウントとして、阪神CとマイルCSは馬場の悪いところを通ったのが敗因です。

同期だとダノンプレミアムにはもちろん、ステルヴィオにも完敗していた馬だけに、能力全開でも足りない可能性は十分ありますが、今回は調教がいいのでそこに期待します。

 

点数多く買うとトリガミになると思いますが、3着候補は沢山居ますので難しいレースです。



予想の印

◎ダノンプレミアム
◯アーモンドアイ
▲インディチャンプ
★グァンチャーレ
△ステルヴィオ
△ペルシアンナイト
△ケイアイノーテック

無印:サングレーザー

ケイアイノーテックと迷いましたが、こちらは印が回りませんでした。

前走は折り合いを欠いたといいますか、馬が真面目に走ってない印象です。

短期間でのガラリ一変はあるのでしょうか。

昨年の安田記念だけ走っても足りない可能性が高いですし、今回は見送ります。

 

無印:スマートオーディン

着拾い枠(ダノンプレミアムとアーモンドアイが前を掃除して、後ろから突っ込んでくる枠)として3着で押さえても良かったのですが、見送りました。

距離延長でも、ここ2走の競馬をすれば大丈夫のはずです。

ただ前走が完敗だっただけに、相手強化の今回は「恵まれても掲示板かなあ」と思っております。

消し:アエロリット

前走は「仕上がってない」と見て消しました。

そのため、「次走仕上がっていれば買い」と解説しましたが、まさかの安田記念参戦です。

中2週でガラリ一変出来るとは思えません

典さんが後ろポツンで「調教替わりの競馬」をしたのならまだ解りますが、実際はガチ逃げです。

疲れが取れているかどうかも怪しいと思います。

そのため、今回も消し評価です。

以下同様に
サクラアンプルール
エントシャイデン
ロードクエスト
ロジクライ
を消し評価とします。

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この記事を書いた人
メタボ教授

Twitter:@metabopro
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常日頃「当たる予想は有料でも公開しない」と言っているものの、2018年全重賞無料公開予想をうっかりプラス収支にしてしまう。
2019年もプラスが確定。
もちろん後出し・インチキは一切ナシでやっているのですが、そこらの詐欺師よりも評価されていません。

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