顕彰馬選定記者投票に思うこと

JRAの2019年度顕彰馬選定記者投票が行われ今年は「該当馬ナシ」との結果となりました。

http://www.jra.go.jp/news/201906/061101.html

個人的にキタサンブラックは「顕彰馬に相応しい」と考えています。

年間4~5戦しか使わない馬が多い時代の中、3冠+古馬王道にフル参戦して結果を残した事を評価したいです。

ただ、ディープインパクトやロードカナロアに並ぶかと言われれば、そうじゃありません。

キタサンブラックに投票しなかった人が居たのも当然だと思います。



投票の妥当性

毎回議論されるのが「投票の妥当性」です。

投票システム自体が野球のパクリであり、色々改善の余地があるでしょう。

まず、冷静な考察をするために、引退からもっと期間を空けて審査すべきです。

最低5年、出来れば10年空けた方がいいと思います。

引退から10年経っても記憶が鮮明に残っている馬こそ歴史的名馬ですから。

また、投票資格有識者とされているのがマスコミ関係者だけです。

http://www.jra.go.jp/news/201906/pdf/061101_02.pdf

会社の看板だけで活動しているマスコミの人間が有識者として扱われていいのは昭和の時代まで(コネ入社が多いとも言われますし)。

時代は平成から令和に変わりました。

もちろん素晴らしい方も沢山いらっしゃいますが、ただ長く居るだけの人に投票権は必要ないと思います。

正しい手順で選出されなければ、顕彰馬の価値はありません。

そこのところをJRAは解っているのでしょうか?

資料を見ずに顕彰馬のラインナップを正確に言える競馬ファンはそこまで多くないと思います。

それくらい、温度差があるはずです。

顕彰馬というのは競馬の歴史を語り継ぐために選定するものであり、もう少し大事に扱って欲しいと感じました。



 

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