JRA降着制度の問題

皐月賞はサートゥルナーリアとヴェロックスの叩きあいとなりましたが、ゴール後に審議となりました。

 

審議が時間長かったので、アンカツさんがおこです。

 

ぱっと見た感じは、悪質な妨害には見えず「どうしてこんなに審議の時間が長いの?」と思いますが、ルール上は仕方ありません。

何故なら「不利がなければ先着していたかどうか?」というのが降着の基準だからです。

ヴェロックスがゴール前でサートゥルナーリアに詰めている以上、審議をする必要があります。

どんな審議をしているの?

どんな基準で入れ替わるか?というガイドラインは存在しません。

現行制度の解説は下記の通りですが、
http://www.jra.go.jp/judge/

「加害馬・被害馬の着順、着差の他、事象の前後における両馬の走行状況等を総合的に判断しています。」としか説明されてないのです。

今回の事象を詳しくみて見ると、最後の直線走路でサートゥルナーリアは初めてムチを使いました。

鞭を使わないと左方向に行く馬なので、左ムチを使った形ですが、その結果右にヨレてしまいます。

ヴェロックスに体当たりした形です。

その後ルメール騎手は右ムチを入れるなど修正したものの、サートゥルナーリアの末脚の勢いが削がれます。

そのため最後はヴェロックスに詰められました。

 

この事象において
「もし仮に斜行がなければ」
という前提で考えてみたいと思います。

鞭を入れる前後はサートゥルナーリアの方が勢いがありました。

しかし、その後ヨレて修正した結果、伸びませんでした。

そういった観点で考えると鞭を入れずに左へ徐々にスライドする形なら、着差が開いた可能性もあります。

ムチはGOサインを伝える役割があるものの、常に一生懸命走っている馬にGOサインを伝えても意味がありません。

どちらかと言うと矯正をする役割となります。

真っ直ぐ走るのが理想なので、ムチを入れて斜行をしてしまうと逆効果です。

そこまで考えると、サートゥルナーリアがヴェロックスに体当たりをしなくても勝っていたと思います。

しかし、ヴェロックス陣営からすれば邪魔された上であの着差ですから、裁定に納得いかないはずです。

降着制度の退化

そもそも「先着していたかどうか」という降着基準自体がおかしいです。

先着していたかどうかというのは、最後の直線だけでも判定が難しいのに、4コーナーでの不利とかスタートでの不利において、「該当馬に先着していたかどうか」を判定するのは不可能でしょう。

この基準は「海外に合わせた」とJRA は説明していますが、国によっては日本のようにスタートからパトロールビデオでフォローできてない国もあるから、そういう適当なルールになってるのだと思います。

日本の旧制度(被害状況優先主義)の方が、客は納得いくでしょう。

旧制度に当てはめてみると、今回のサートゥルナーリアの件は殆ど問題ありません。

審議にはなるかもしれませんが、あっという間に解除される事象です。

逆に現行制度に当てはめ、「不利がなければヴェロックスが差し返していた」という判定になれば、サートゥルナーリア頭で買っていた人が激怒するでしょう。

 

日本の公営競技も、そして世界のスポーツも、悪質な妨害行為があれば即失格です。

妨害行為があっても「着順が入れ替わっていたかどうか?」という基準をやっているのは競馬だけだと思います。

世界の競馬が時代に取り残されているだけであり、それに合わせるのは退化だと言えるでしょう。

 

今回の審議について、JRAの対応は正しいですが、そもそもルール自体がおかしい事に気がついて欲しいです。





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この記事を書いた人
メタボ教授

Twitter:@metabopro
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常日頃「当たる予想は有料でも公開しない」と言っているものの、2018年全重賞無料公開予想をうっかりプラス収支にしてしまう。
2019年も何故かプラス域。
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