競走馬の余生について
ヒシアマゾンが亡くなったそうです。
1994年エリザベス女王杯などGⅠを2勝し、アメリカのPolo Green Stableで繋養されていたヒシアマゾン号(牝・28歳)は、老衰のため現地時間の4月15日(月曜)夜に死亡したとの連絡がありましたので、お知らせいたします。
出典http://www.jra.go.jp/news/201904/041703.html
現役時代のレースをギリギリ見た事がある馬です(まだ中学生でしたけど)。
当時のエリザベス女王杯が「牝馬3冠最終戦」であり、「非クラシックのため外国産馬参戦可」、「古馬には開放されてない」とかもう忘れてました。
それくらい昔の話です。
馬は長生き
正直な話、この世代の訃報を聞くたびに、まだ生存していた事に驚きます。
僕が競馬を始めた頃の常識としては、最高齢記録はシンザンがダントツであり、ダビスタの影響もあって「普通の馬は20歳までに概ね亡くなる」ものだと思っていました。
しかし、実際は結構長生きします。
2CHにまとめられてた情報ですが、ヒシアマゾンより長生きしている馬は下記の通りだそうです。
40歳 アローハマキヨ
35歳 マイネルダビテ
34歳 プリンセススキー ※ミヤマポピー
33歳 メインキャスター ラビットボール
32歳 エイシンサニー
31歳 ダイナマイトダディ ナイスネイチャ レットイットビー
30歳 レガシーワールド ニシノフラワー ケイティタイガー ウイッシュドリーム キョウエイボーガン
29歳 ウイニングチケット ビワハヤヒデ ナリタタイシン ダンツシアトル
シゲルホームラン スエヒロジョウオー アルファキュート マザートウショウ ケイウーマン
これだけの長い年月、馬のお世話している方とそのお金を出している方には頭が下がります。
功労馬展示事業という名目で助成金が出るものの、月額2万です。
それだけでは足りないので、里親制度という形で寄付金を受け付けているケースもあります。
引退馬の余生の問題は昔から議論されて来た事です。
近年では様々な支援組織が出来ていて、
「ふるさと納税」で支援を受け付けるという試みもやっています。
http://www.thankshorseproject.com/donation/
引退馬支援の原資を集める手段が、これからも増えていくでしょう。
ヒシアマゾンのように天寿を全うする馬が1頭でも増える事を祈ります。
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