ワイドラトゥールが勝てた理由(愛知杯2025の振り返り)

ヒモ決着(´・ω・`)

ブリンカー装着のテイエムスパーダがハナを切り、リバーラとベガリスが突く展開に。

 

その結果、最初の3ハロンが32.7のハイペースとなりました。

ラップタイム
12.0 – 10.1 – 10.6 – 11.5 – 11.9 – 12.1 – 12.0

結果的には差し決着です。

ちなみに勝ち馬のワイドラトゥールは34.5秒(GPSトラッキングは約1.0秒遅れで表示)

離れた後ろのスウィープフィートでも35.2秒で追走しています。

初ブリンカーの2頭

テイエムスパーダは陣営のブリンカーの意図通りぶっ放しましたが、前走同様に4コーナーで捲くられてしまいます。

今回は強行出走だったのと、この馬は時計の速い芝での好走(夏場の好走)に固まっているので負けはしましたが、夏まで休めばチャンスがあるかもしれません。

意味不明だったのが対抗評価ナナオの小沢騎手の騎乗です。

距離延長にビビったのか、下げて内へ入れようとして、横スライドしました。

馬群に包まれ、狭くなって暴れてしまいます。

ブリンカーを付けると後方視界が塞がれるわけで、この状況で馬群の中を横スライドしたら馬がパニックになる可能性を想定出来ないのでしょうか。

「競馬学校からやり直せ」と言いたいわけですが、競馬学校で教えてないからこういう競馬をするのだと思います。

ちなみに本命馬クランフォードについては、

・前に行ったので展開が向かなかった

・3コーナーで内に入れようとした所、イフェイオンの川又騎手に阻止された

のが痛かったです。

コーナー区間で外を通って距離ロスをしたにもかかわらず、馬場の悪い部分を通ったのが敗因です(ナナオも同じラインを通っていました)。

一方勝ったワイドラトゥールは後ろからの競馬でコーナーで外を走るも馬場のいい部分を走っています

11番人気5着のエポックビーナスも同じように、コーナーでポジションを大きくジャンプアップ出来ました。

何度か解説しているように、今開催の中京は前開催から3-4コーナーをメンテナンスしておらず、馬場状態が悪いです。

通常の中京なら4コーナーで外を回すのはNGなのですが、大外部分は走りやすくなっています。

ワイドラトゥールは押さえの印を打ちましたが、生放送で詳しく解説出来ていませんでした。

前走はスプリントの流れに対応出来なかった上に、パッチワーク馬場で内有利だったのに外を回したのが敗因です。

2走前は完敗で2桁着順も0.4秒差。

「脚を溜めてドカン」のタイプなので成績は不安定ですが、桜花賞を勝ち馬から0.3差で走破しているように能力はあります。

テイエムスパーダかナナオがハイペースを作る想定だったので、外を回す距離ロスを考慮して押さえ評価でしたが、頭まで来た形です。

2着のシングザットソングの斉藤騎手、3着のカピリナの戸崎騎手は中京のお手本的な乗り方でした。

消すべき馬は消して、特殊馬場を考慮してワイドラトゥールもしっかり押さえているので、的中まであと一歩の所まで来てはいるのですが、今週も外してしまいました。

次週高松宮記念は春のG1シリーズ開幕で、是が非でも当てたいですが、近年当てた記憶がありません(´・ω・`)雨が降らない事を願うばかり。