菊花賞の予想(本命:ヴェロックス)

2019年10月20日

全馬見渡しても逃げた馬はいません。

一番逃げる確率の高いのはシフルマンですが、ひょっとしたら思いがけない馬が逃げる可能性もあります

しかし、何が逃げても実質的なペースは速くならないでしょう。

基本的には4コーナーの加速力が求められると思います。

馬場については今日の雨が何処まで残っているかがポイントです。

おそらく良馬場まで回復するとは思いますが、高速馬場にはならないでしょう。

昨年秋の京都G1で起こったインチキ内伸びの可能性も警戒する必要があるものの、前日予想なので「内外差ナシ(若干内有利)」という想定にしておきます。



本命:ヴェロックス

本命はこの馬で仕方ありません。

ヴェロックスはコーナリング性能が良く、相対的に長い直線のコースだと分が悪いです。

そのため、前走の負けは気にしなくていいでしょう。

サートゥルナーリアは居ないですし、この相手なら頭一つ抜けているはず。

今回はコーナーが6つになるわけですし、4コーナーからの加速性能もこの中ではトップクラスだと思います。

調教を見ても前回より今回の方が状態は良さそうです。

 

問題は外枠となります。

ダービーでは折り合いを欠きました。

7枠13番

ポジショニングが悪く、最後の直線もサートゥルナーリアに出し抜かれる形です。

それでも3着なので今回他の馬はどうやって逆転するのでしょうか。

今回外枠で多少引っかかっても、どうにかなると見ました。

対抗:ニシノデイジー

前走のセントライト記念は内先行有利だったために負けたので仕方ありません。

6枠12番

 

この馬は折り合いが非常に難しい馬なので、距離延長はあまり良くないはずです。

ルメール騎手の手腕が問われます。

ただ、今回は前走と違って内枠を引けたので大丈夫だと見ました。

多少は引っかかると思いますが、能力的にはこの中に入ると上位です。

東スポ杯やホープフルSを見れば分かるように、馬群の中で立ち回ることはできます。

弥生賞は外伸び馬場だったのが敗因なので、内枠を引いた時は基本的に買いだと考えていいでしょう。

勝浦騎手が乗ってもこの枠なら勝負になるはずなので、オッズ的な旨味はないものの対抗評価とします。

3番手:ヴァンケドミンゴ

現在単勝17番人気、穴を狙うならこの馬でしょう。

福島でしか結果は残ってませんが、加速力やコーナー性能は良いとは言えず、福島向きの馬ではないと見ています(相手が弱いから勝てているだけ)。

中山での走りもイマイチです。

京都外回りも京都新聞杯で惨敗している事から、人気が無いと思われます、

しかし、今回は藤岡佑介騎手なので、京都新聞杯のような競馬はしないはずです。

具体的には2周目バックストレートで捲くってくるでしょう。

京都大賞典はそのように予想してアルバートを押さえ評価にしましたが、4コーナー手前で何かあったのか後ろを振り返ってレースをヤメてしまいました。

この馬も同じような大惨敗をするかもしれませんが、捲くりが決まって3コーナーで先団に付ければチャンスはあるはずです。

 

特に最近は折り合いがよくなりましたし、血統を見ても3000は寧ろプラスだと思います。

お父さんのルーラーシップは産駒に菊花賞馬が居るわけです(キセキ)。

お母さんは1200Mを使われてきた馬ですが、血統的にはタキオン×ウメノファイバーであり、同配合のお兄さん(サンリヴァル)もスプリンターではありません。

能力的にも2勝クラスは突破して3勝クラスの突破の目処も立っているので、ヴェロックスの下の2番手グループとは大きく差がないはずです。

4番手:シフルマン

前に行けるという理由で押さえます。

神戸新聞杯は押し出される形でハナに立ちました。

ただハナに立った後はしっかり折り合ってます。

あまりにもスローに落としすぎて、4コーナーではサートゥルナーリアに交わされてしまいました。

上がり3ハロン33秒3でも惨敗です。

ただ菊花賞には再現性がないレース内容なので、気にしなくてもいいでしょう。

 

ちなみにシフルマンはこれまで二番手三番手の競馬をしていたものの、併せ馬の状態になると折り合いを欠いていました

そのため今回もハナへ行くか、大逃した馬の真後ろのポジショニングを取るべきですが松山騎手はどう乗るでしょうか。

折り合いを欠いても2勝クラスは勝ち上がっていますので、上手く折り合えばこのメンバーなら馬券圏内の争いに絡めると思います 。

押さえ:ワールドプレミア

一応押さえたというレベルです。

神戸新聞杯では「着拾いの競馬」で3着に滑り込んだ形です。

内容的にあまり評価していません

春はソエの状態が悪くて、若葉ステークスの負けは気にしなくていいと思いますが、この馬が2番人気なのは驚きました。

今回はヴェロックスの仕上がりが良いですし、コースやペースもヴェロックス寄りになるので、逆転はおろか神戸新聞杯から着差は離れると見ています。

京都外回りを理解して乗っている武騎手なので印は回しましたが、別の騎手なら過剰人気と判断して消し評価でした。

押さえ: ザダル

あまり買いたくなかったのですが、一応押さえました。

前走のセントライト記念は「内先行有利で恵まれただけ」なのであまり評価してないのですが、 能力自体は高いです。

内枠を引いたのもプラスでしょう。

阪神の新馬戦は輸送時に暴れて怪我で出走取り消しだったので、そこが気になりましたが、昨日金曜日の段階で京都競馬場へ輸送を完了したそうです(ニシノデイジーも金曜輸送だったとの事)。

ちなみにトーセンラー産駒は京都外回りだとまだ勝ってません。

現役時代は京都に強い印象があるものの、個人的にそれは「京都外回りだと武騎手が他の騎手と比べて頭一つ抜け出して上手かっただけ」であり、この馬の適正とは関係ないと見ています。

そういう面を考えると正直過剰人気だとは思いますが、残念ながら押さえることになりました。

今回はヴェロックス本命で人気どころをほぼ全て買っているので、いつもより印を1頭少なくしています。



予想の印

◎ヴェロックス
◯ニシノデイジー
▲ヴァンケドミンゴ
★シフルマン
△ワールドプレミア
△ザダル

無印:カリボール

いかにも穴馬ぽいですが、罠の気がしたので我慢して見送りました。

前走と3走前は京都の外回りでしたが、決して上手い騎乗ではありません。

あの展開で勝ちきった馬の能力を高く評価しています。

問題は 中央競馬G 1初騎乗の藤井騎手です。

藤井騎手が跨った最終追いきりでは、テンから飛ばしすぎて最後バタバタになりました。

本番も平常心では乗れないのではないでしょうか。

あと血統的にも母父バクシンオーですから3000は厳しいと思います。

キタサンブラック?!

あの馬は例外(・∀・)。

後にして思えばお兄さんのショウナンバッハ(ステイゴールド産駒)も当時条件戦ながら芝の中距離を走っていた事を見落としてました。

一方でカリボールのお母さんレイズアンドコールはアイビスSDで3着に入るなど「短距離馬」です。

産駒も芝中距離で走っている馬が居ないので、血統的に菊花賞は難しいと判断しました。

無印:サトノルークス

前走は川田騎手がポジションを取りに行くような競馬がハマりました

ただあのように無理やりポジションを取りに行く競馬をトライアルですると、距離延長となる本番では折り合いがどうかな?と見てましたが、最悪なことに外枠です。

常識的には下げるしかないのですが、福永騎手はどう乗るでしょうか。

皐月ダービーの敗戦に目をつぶれば、能力的には上位にも見えますが今回は見合わせました。

消し:ヒシゲッコウ

前走は捲くった馬のおかげで差し切った「恵まれた」形のように見えます。

今回もヴァンケドミンゴが捲くるかもしれませんが、前走のような競馬をしてもタイプ的に届かないはずです。

ヴァンケドミンゴの捲くりに付いていけば1チャンスあると思いますが、京都での騎乗経験が殆どないスミヨン騎手に期待をするのは酷だと思います。

来たらゴメンナサイで消しました。

消し:メロディーレーン

小柄な馬体で話題になっている馬ですが消しました。

前走の勝ち方は一定の評価をしているものの、今回の調教がよくありません

おそらく前走の疲れが抜けきってないと見ています。

以下同様に
ディバインフォース
ナイママ
メイショウテンゲン
も消し評価とします。

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追記:



この記事を書いた人
メタボ教授

Twitter:@metabopro
著書 "競馬で勝ち続ける1%になる方法" が全国書店にて好評販売中。
常日頃「当たる予想は有料でも公開しない」と言っているものの、2018年全重賞無料公開予想をうっかりプラス収支にしてしまう。
2019年もプラスが確定。
もちろん後出し・インチキは一切ナシでやっているのですが、そこらの詐欺師よりも評価されていません。

予想の回収率や集計ルールについては
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よりご確認下さい。


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