史上最速31.3秒の末脚を出したピューロマジック、スプリンターズSでも勝てるのか?

本命馬ピューロマジック馬体重マイナス10KG、対抗馬ニシノコニャック-8KGと普段ならオワタ\(^o^)/となるところですが、

ピューロマジックどれだけ人気落ちてくれるかな?

と思えるほど、今回はピューロマジックの実力が抜けてました。

ラップ
11.7 – 10.0 – 10.3 – 10.6 – 11.1

ほぼほぼ、予想LIVEで解説した通りのレースで完全的中

と思いきや、実際馬券を買う時に、前日のLIVE放送の間違いに気づきがつきます。

押さえ評価と解説したクムシラコに印を打つのを忘れてましたm(_ _)m。

これでは完全的中とは言えません。

 

リミッターに当たる

ピューロマジックは枠順が悪かったからか、陣営が控える競馬を示唆していたからか、ルメール騎手が千直の経験が殆どないからか、当日はまさかの2番人気。

LIVE放送で解説したように、ピューロマジックの前走のレース映像をちゃんと見ていれば、後ろで控えようが末脚爆発の可能性が高く、このオッズは美味しいと気がつくはずです。

2025年 アルクオーツスプリント(8番ゲート)

 

ちなみにこのレースの格はG1ですが、高松宮記念と時期が被る事もあって、日本から強い馬は参戦していません

出走メンバーのレーティングは110~115でG2レベルとなります。

それでも今回のメンバーよりかは格上です。

斤量がテイエムスパーダやモズメイメイより軽い事からも「普通は負けない」と解説しましたが、実際のところはギリギリの勝利でした。

 

その原因はマイナス10kgだったのと、馬場の悪い部分を通ったのと、先を見据えて控える教育競馬をしたからだと考えます。

当日になって気が付きましたが、例年より高速馬場だった影響もあったかもしれません。

ピューロマジックの上がり3ハロン31.3秒はJRA史上最速です(それまではリバティアイランドの新馬戦とルッジェーロの韋駄天Sの31.4秒)。

スピード限界値のリミッターが当たっていたと考えます。

競走馬は4本脚で走る以上、いくら脚を溜めてもトップスピードに限界があるからです。

危うくテイエムスパーダを差し損ねる所でした。

スプリンターズS

ピューロマジックはスプリンターズSを見据えての脚を溜める競馬、ルメール騎手への依頼だったと思います。

個人的に注目していたのが、控える競馬をするにしろ、どのぐらい後ろに下げるかです。

マフィー騎手のように最後尾からの競馬はしませんでしたが、残り600メートル地点でピューロマジックはテイエムスパーダから0.7秒遅れています。

通常の競馬なら差し馬の位置取りです。

つまり、スプリンターズステークスで同じ競馬をすると馬群に包まれる可能性があります。

ピューロマジックは前に馬を置いて競馬をして、末脚爆発させる事は出来るようになりましたが、馬群につつまれるとまた話が変わってきます。

今回は先を見据えて、馬群を縦長にした上で、テイエムスパーダの後ろを取る練習をする可能性も考えましたが、レース後インタビューを見る限り、そこまで考えて乗ってなかったようです

そのため、スプリンターズSに出てきた場合の取捨選択は人気と枠順次第となります。