京都大賞典の振り返り【メンバーシップ限定】
「プラダリアの不安要素は池添騎手」と書いてしまいましたが、お詫び訂正が必要なレベルで完璧な騎乗でした。馬なりで無理なく逃げ馬の後ろに付けられたのが大きかったです。
ラップ
12.8 – 11.7 – 12.0 – 12.5 – 12.6 – 12.0 – 11.9 – 12.3 – 11.6 – 11.7 – 12.0 – 12.2
最初の1000m通過が61.6秒で、勝ちタイムから算出すると平均ペースは60.5秒となりますので、1秒程度スローだったと言えます。
ただしその後は緩んでおらず、ロングスパートの流れです。
ディープボンド以外は最内で競馬をした馬が上位を独占したように、それなりにスタミナが問われたと考えます。
一番強い競馬をしたのは
レース内容だけ見れば、ディープボンドが一番強い競馬をしたと思いますが、良馬場だとどうでしょう。
それと気になったのはレース後コメントです。
3着 ディープボンド(和田竜二騎手)
「今日の結果からしたら枠を生かせず申し訳なかったです。春の競馬も見越して先生(調教師)からはリズム良く溜める競馬をしたいということで、こちらの注文に馬は応えてくれました。次に向けては悲観する内容ではありませんでした。急かす競馬をして目標にされてやられているので、今回の競馬がGIに生きてきたらいいですね。全体的にいつもしっかり走ってくれる馬です」
来年の春の競馬を見越して、意図的に脚を溜める競馬をしたとあります。
確かにいい脚を使ってました。
でもこれまでの休み明けと違って、不利な斤量を背負って走ったわけではありません。
それと春の天皇賞は今回のレースを見ても解るように、外から差すのが難しいコースです。良馬場で脚を溜める競馬をすれば厳しい戦いとなるでしょう。
有馬記念なら脚を貯める競馬が通用するかもしれませんが、人気になるなら買いたくないです。
次走注目馬
ヴェラアズールを挙げておきます。松山騎手はスタート直後に下げてしまいましたが、京都の外回りは後ろからだと届きません。
ただし今回は2kg重い斤量で走っています。ほぼ勝ちに等しい内容です。
次走どのレースを使うかにもよりますが、人気がないなら積極的に買った方がいいでしょう。
さすがにジャパンカップでイクイノックスを倒せるとは思いませんが、馬券圏内なら十分チャンスがあると見ています。
以上京都大賞典の振り返りでした。
今週末のメンバーシップ記事は府中牝馬ステークスの予想を金曜夜に公開予定です(深夜になるかもしれません)。