ホープフルステークス2024の振り返り
「近年の有馬記念は殺伐が欠けている」
有馬記念の予想LIVEで解説した話です、
暮れの大一番なのに勝ちに行く競馬をしない、という問題を提起しました。
スローで流れた場合、G1レベルの馬なら残り800から仕掛けても止まらないですし、有馬記念で勝ち負けレベル(レーティング120)なら残り1000メートルから仕掛けても粘れる、それなのに騎手はバックストレートでチンタラ走っています。
今年の有馬記念もそんな感じで、後ろを走っていた馬は全然届きませんでした。
年末最後の大一番なので、残り1000メートルびっしり追って疲れても正月ゆっくり休めばいいわけですが、今はホープフルステークスがあります。
騎手も有馬記念で完全燃焼出来ないのではないでしょうか。
そんな中、オーラスのホープフルステークスの注目ポイントとして
・JRAは武豊騎手にホープフルSを勝たせたいのか?
・ピコチャンブラックに乗っても川田騎手は恫喝するのか?
・三浦皇成騎手がラムジェットするのか?
だと昨日の生放送で解説したわけですが、ラムジェットしたのは杉原騎手でした。
1000メートル通過は61.4秒とスローペースです。
GPSトラッキングで計測する限り、クロワデュノールは62秒0で走っています(GPSトラッキングは今回1.0秒遅れでの表示)
後方に居たファウストラーゼンは62秒5という通過でした。
ここまでスローペースなら2歳未勝利を勝ち上がっただけのファウストラーゼンですら、残り1000メーターからのスパートで最後まで持つわけです。
クロワデュノールの北村友一騎手はファウストラーゼンが動いた後に、しっかり付いて行っていましたが、他の騎手は何をやっていたのでしょうか?
デルアヴァ三浦皇成騎手は論外ですし、ショウナンマクベスの池添騎手も動ける位置に居ましたが、動かず仕掛け遅れて、後ろに飲み込まれた形です。
他の有力馬も後ろでじっとしていて届きませんでした。
騎手同士口裏合わせて、ファウストラーゼンの馬券を買っている、
そう思われても仕方ないレースでしょう。
馬券を買う側からすれば、競馬の予想を組み立てようがありません。
JRA騎手のレベルの低下
実際はそんな八百長なんてしてないと思いますが、八百長をしてないなら、「JRAのG1に乗っている騎手のレベルは低い」と言えるでしょう。
それくらい酷いレースでした。
ただ、JRAの騎手の全員が全員下手になったというよりかは、騎手が適切に評価されてないから重賞やG1がおかしくなっている印象です。
北村友一騎手も杉原誠人騎手も下手ではなく、強い馬に乗れば普通に勝てます。
北村友一騎手は勝利ジョッキーインタビューで泣いてましたが、怪我から復帰していい馬が回って来なかったのが悔しかったはずです。
一部の騎手にだけ有力馬が集まり、乗鞍が多すぎてろくに予習をせずに乗って凡走するというのが問題だと考えます。
以上ホープフルステークスの振り返りでした。
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