北九州記念の振り返り、ジャスパークローネのゲートが開くのが遅れた件について
天気予報がいつも外れるので、それを逆手に取って「天気予報が外れる」前提で予想したら
本当に稍重でした。
ハンデ戦で馬場想定が間違っていたら当たるわけないので、
「当日、馬場想定が違っていたら、僕が切った馬を買ったほうがいい」
という話も予想ライブ放送ではしましたが、
ピューロマジックから買っても当たるわけないでしょ・・・
という結果です。
ラップタイム
11.4 – 10.2 – 10.7 – 11.1 – 11.9 – 12.6
まずこのレース最大の注目点だった、ピューロマジックVSジャスパークローネの先行争いですが、ジャスパークローネが出遅れる形であっさり勝負が決まりました。
パトロール視点で見る限り、ジャスパークローネのゲートが開くのが遅かったです。
投稿者: @keiba_metaboproThreadsで見る
ジャスパークローネを買った方々は「JRAふざけんな」となるわけですが、レース後に騎手が述べているように、スタート直前にゲートの前扉に衝突したそうです。
ゲートの前扉にぶつかった場合、開くのが少し遅くなる傾向が昔からあります。
昨年の葵ステークスのモズメイメイみたいなスタートを狙うのを防止するために、ゲートの構造をあえてそのような設計にしているのかもしれません(JRAの公式見解は存在しないですけど)。
ただし、原理原則はゲートが適切に開かないとスタートは成立せず、カンパイの要件を満たします。
中央競馬は長年カンパイが行われておりませんが、ゲートが開くのが少し遅れても無視してレースを成立させているので、いずれ大問題になる事象が出てくるはずです。
ハイペース
ラップタイム
11.4 – 10.2 – 10.7 – 11.1 – 11.9 – 12.6
前半3ハロンのタイムが32秒3、後半3ハロンが35秒6と、極端な前傾ラップでした。
ピューロマジックにとって、下り坂のため前半の時計が出やすい小倉競馬場なら32.3秒は朝飯前だと思いますが、最後は大失速です。
結果的にはスタミナ比べとなり、コーナー区間で距離ロスがなく内側を立ち回った馬が1着から3着まで占めました。
2着のヨシノイースターはパトロールで確認する限り、芝を張り替えてない部分をギリギリ回避しており、前目で競馬が出来たために内側に潜り込めた形です。
一方で一番人気のサーマルウインドは何故か内側を開けて走っており、モズメイメイが空いた内側を突いた形となります。
僕の本命馬のグランテストはサーマルウインドの外を回す形で、内枠なのに外を回す事になりました。
川田騎手は何を考えてアノ騎乗になったのか聞いてみたいです。
以上、北九州記念の振り返りでした
次週は七夕賞とプロキオンステークスをyoutubeliveとyoutubeメンバーシップで配信する予定です(どちらをyoutubeliveで配信するかは後日SNSで告知します)。
ディスカッション
コメント一覧
教授 いつもyoutube楽しく拝見しています。
マーメイドsや皐月賞などで残り1000m地点で、先頭との差で物理的に届かない位置にいる馬について解説くださっていますが、競走馬はラスト1000mを走破する時計として何秒くらいが限界なのでしょうか?
競馬場ごとにもちろん差があるとはおもいますがざっくりと目安を教えてくれると嬉しいです。
ありがとうございます。
ザックリとした話ですが、2000メートルだと後半1000メーターを57秒台で走れる馬は重賞で上位を争えるレベルという目安です。
若駒だと58秒台で走れれば概ね重賞レベルだと思います。