中京記念、JRAのインチキ馬場が勝敗を左右した件
予想生放送では
「今週は馬場の作り方が特殊なので注意、バックストレートや3-4コーナーは内側が荒れているのですが、最後の直線だけは内側がいい」
と解説しましたが、実際パトロール映像で見れば解りやすいと思います。
投稿者: @keiba_metaboproThreadsで見る
今回は厳しい流れだったので、内側を立ち回ってスタミナロスをしなかった馬が1着~3着に入りました
ただ1着から3着に入った騎手も最後の直線は外へ出そうとしているので、インチキ馬場には気がついてないはずです。
ペースについて
いつものようにGPSトラッキングで後続の通過タイムも計測してみましたが、今週はトラッキング表示のタイムラグがいつもより少なくて、0.8秒くらいでした。
↓エルトンバローズの1000メーターは58.6秒
↓エピファニーが59.2秒
↓後方に居るニホンピロキーフが60.0秒くらい
となります。
ただし勝ちタイムは1分47秒2でした。
1000メートルの平均は59.5秒なので、ニホンピロキーフの位置取りが後ろ過ぎたわけではありません。
ちなみに、エルトンバローズの西村淳也騎手はレース後に
「早く抜け出し過ぎました」と述べてますが、馬群で閉じ込められないという観点だとあの乗り方で正解です。
最後2頭に差されましたが、近い場所を走っていた馬ですし、あっという間にアルナシームに交わされたので、ペース配分や仕掛けの問題ではないと思います。
そのアルナシームの横山典弘騎手も「馬場が緩く、最後はモタモタしました」とコメントしているように、抜け出す勢いは良かったのですがエルトンバローズを突き放すような事はありませんでした。
最後の直線に入ると路面が変わったので、エルトンバローズはそこで「戸惑った」とか「走りのリズムを崩した」という要素があったのかもしれません。
ニホンピロキーフやセオの敗因
ニホンピロキーフの敗因は外枠です。
予想放送の解説
この馬は前に馬を置かないと折り合うのに苦労します。
これまでは内枠でしたが、前走が初めて外枠を引きました。
内側へ入ろうとするも坂井騎手に入れてもらえませんでした。
その結果引っかかって、凡走につながったわけです。
今回も外枠を引いてしまいました。
小倉競馬場で3戦3勝なので人気になってると思いますが、過去の小倉3戦と状況が異なります。
田口貫太騎手はどう乗るのかと思いましたが、前回の反省を活かして、スタートから馬を意図的に下げました。
トラッキングを見ると下げすぎのようにも見えますが、前方集団最後尾のエピファニーの位置でも平均ペースより若干速いので、ポジショニング的には間違いじゃありません。
でもその後はコーナーの距離ロスが大きすぎて、余計なスタミナを消費してしまいました。
最後の直線では差し切る勢いでしたが、脚が止まります。
ホームストレート側も内側が荒れていれば、外枠スタートと最後の直線での2回有利区間が発生するのですが、今回はそうじゃありません。
スタート直後に至っては、アルナシームが走っている部分の方が綺麗です。
セオは状態面が敗因だと思います。
馬体重が-8kgでした、陣営コメントにあったように、夏の暑さが原因のはずです。
状態目に問題がなければ、馬場の一番いいところを走れているので、勝負になったでしょう。
といった感じで今回の中京記念はホームストレート側とバックストレート側とコーナー側の馬場状況が違うのがポイントでした。
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